どのように手仕舞うかの戦略を考える
トレードを開始する時は最終形のシナリオを立てることが非常に重要で、どのように手仕舞うかの戦略を立ててからポジションを保有すべきです。
トレードのコストを計算する
為替手数料
外貨を円に変換したり円を外貨に変換した場合に生じるコストです。比較の為に外貨預金では1ドルあたり片道1円、1万ドルで1万円生じます。FXのメリットは為替手数料が圧倒的に安いことです。FX業者により手数料は様々ですが安い業者では無料、高くても40銭位です。短期売買を機動的に行いたい場合は手数料が可能な限り安い業者を選ぶべきでしょう。
また取引枚数に対応して割引があったり、購入した当日に売却し損益を確定させる日計り(デイトレード)という取引の場合は手数料が割引きになるFX業者もあります。
スプレッド
スプレッドは
Bidレート(買いレート、買い気配値)
と
Askレート(オファー・レート、売りレート、売り気配値)
の差です。
※Bidレートはレート提示側の買値で投資家にとっては売値です。
Askレート(オファー・レート)はレート提示側の売値で投資家にとっては買値です。
FX業者の多くは2Wayプライスといい買いレートと売りレートを「110.30-110.35」のように同時に提示しています。
例えば米ドルなら「110.30-110.35」の場合、1ドル110円30銭でドルが売れ、1ドル110円35銭でドルを買えるということになります。そしてこの差額5銭が米ドル売買の為のコストになります。
スプレッドはFX業者が手にしている為その値が小さいほど投資家にとっは利益が大きいので必ず確認するようにしましょう。
FXのコストは基本的にこの二種類ですが、他にもスリッページや心理的ミスによる為替差損などがあります。現実的なトレードの勝率は50%〜60%なのでこのようなコストを前提に勝率が50%でも金額ベースで勝利する為には、勝てる場合は利益を最大限に伸ばし、たとえ負けた場合でも損失を最小限に抑えることが必要です。
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ラベル:FX 戦略 シナリオ ポジション コスト 為替手数料 メリット デイトレード スプレッド Bidレート 買いレート 買い気配値 Askレート オファー・レート 売りレート 売り気配値 2wayプライス スリッページ
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